世が乱れると、英雄や偉人が輩出 〜 危機は発明や発見の源泉 〜
1月1日の朝日は「天声人語」で 「歴史の不思議の一つは、世が乱れると、 まるで天に意思があるかのように 英雄や偉人が輩出する。」と。
「英雄のいない時代は不幸だが、 英雄を必要とする時代はもっと不幸だ」 の名言が歴史の本質を言い当てる。
リンカーン米大統領は、 奴隷解放を宣言し、南北戦争の試練と 国家分断の危機を乗り越えた。 そのリンカーンが就任の宣誓に用いた聖書を オバマ次期大統領が20日の就任式で使うそうだ。
米国、いや世界が、 英雄を必要とするような時代にあると、 オバマ氏は承知している。
1月1日の日経は、一面トップの「世界この光」で、 危機は発明や発見の源泉の一覧表をのせている。
1907年、米国で株価が暴落し、20世紀最初の恐慌が起きた。 翌年の08年には大衆車「T型フォード」の販売が始まり、 世界は大量生産、大量消費の時代に。
37年には米国でコピー機、ポラロイドカメラの原型などが 相次ぎ登場し、「発明ラッシュの1年」と呼ばれた。
第二次世界大戦が終了した45年には、 米ペンシルベニア大が コンピューターの元祖「ENIAC」の開発に成功。 ソニーの携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」は 第二次石油ショック時の79年。 米アップル社の携帯デジタル音楽プレーヤー「iPod」は IT(情報技術)バブル崩壊後の2001年に発売された。
古い価値観が崩れるときこそ、 挑戦者のリスクや参入の障壁が低くなる。
100年に1度といわれる金融危機と世界同時不況。 世界を変える製品や技術が巣立つ可能性はある。と。
なぜ??! 政治体制が爛熟期になると、 この体制に反対する勢力は育たない。 いまの日本は、明治以来の官僚政治。 官僚にたてつくものは、ことごとくつぶされた。 しかし、世界同時大不況になると、 官僚政治に代わる新しい政治が求められている。 官僚も昔のように、新しい勢力をたたきつぶせなくなっている。
産業界でも、電力や鉄道の全盛時代には、 風力発電を計画しても、電力のイキのかかった(?)通産官僚が、 山の上の風力発電までの道路を 高速道路なみの立派なものにしないと許可しなかった。 この道路づくりに莫大なお金がかかって、 風力発電は採算があわないと・・・。
鉄道でも、モノレールが都会向きの交通手段と もてはやされたことがあったが、 なぜか普及しなかった。 台所のツリ戸だなも大メーカーのものは防火が不十分でもOK。 ところが台所の壁は完全防火にしないと許可しない。
クスリでも、農業でも、あらゆる分野で、 既得権で金持ちになった連中が、 新しい考え方をつぶしてきた。
大激変期には 「いままで、おいしい汁を吸っていた政治家や官僚、 会社の指導者が没落」していく。 この結果、 「陰に陽に、こうしてはいけないと、 新しい考えをつぶしていた連中がいなくなる。」 そこで、 「新しい時代にあった政治家や発明品、 新技術が登場する」というわけ。
政治、社会、経済の各分野で、 今までの考え方にとらわれない、 素晴しい人物が、発明が、技術が登場すると、 元日の新聞は予言。 ほんとかなあ?? そうあってほしいもの。
(平成21年1月1日 記)
テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済
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