最低賃金制は年寄りの働き先を奪っている
厚生労働省は「最低賃金や労働時間の制限をきびしく守れ」といっているが、 零細企業の経営者は、「現場の実情にあわない」とブツブツ言っている。
北近畿の綾部の半導体の製造販売会社のAさん 「ほんとに役人は、何を考えているんでしょう」と。
苦して受注した製品の納期に間に合うよう、熟練工に残業してくれ…といったら 「労働時間の制限を守れ」と。 しかたなく、別の東南アジア系の安い賃金の工員を夜間に雇って納期に間に合わせている。
60歳をこえたベテランの年寄りが、 「時給500円で働かせてくれ」といっても「最低賃金を守れ」といわれる。 会社としてはベテランを安く使えてたすかるし、 年よりも小遣いができてうれしいのに。
「こんな指導では、われわれ零細企業は存続できない」と。
いま、綾部も福知山も大不況。 綾部のロータリー会員の仲間が 「ゴルフに1回行ったら20万円使った時代は過ぎ去った。 最近は1回2万円の支出。 ところが、米国発の世界大不況の今秋からは、1回2,000円で、 健康維持のためにゴルフを楽しんでいる。」と。
ロータリー会員は、その地方の有名会社の経営者だけが加入できる、 地方での名士。 しかも一業者で1社が原則。 しかし、最近は、成り上がりの、ハナもちならない人までもが会員になっていると ウワサされているが、それでも、その地方の名士。
不況の波は、北近畿にも、このようにヒタヒタと押し寄せているのだから、 60歳をこえたベテランが時給500円で働けるように、政府も考えたらどうですか。
たしかに、働いている人の賃金をできるだけ高くしようという、 中央官庁の役人の考え方もわかるが、 世の中が大不況になっているいまは、 地方の現場の声に耳を傾けてはいかが…。
(平成20年11月11日 記)
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