大阪・ミナミの個室ビデオ店 〜死者15人のうち、すぐに身元が分かったのは、たったの4人〜
死者15人を出した大阪・ミナミの個室ビデオ店:キャッツの系列店は、 大阪・京都・神戸に6店舗もある。
午後11時から翌朝10時までの「ナイトコース」は 1,500円。 200円追加すればシャワーが使える。 1.2×2.2メートルの小さい個室だが、TV・PC・ビデオは自由に使えるし、ソファベッドで一泊できる。
付近のビジネスホテルは、シングルで6,000円前後、 カプセルホテルも3,000円以上で、 「アパートより安く、風呂やトイレの掃除もしなくてよい」ので、 フリーターや建設作業員、旅費をうかす出張中のネクタイ姿の男性が利用して ほぼ満席になっているという。
「生きているのが嫌になった」と10月1日早朝2時55分頃放火した 小川和弘容疑者(46歳)は、 勤め先を退職させられ、妻とは離婚、自宅の分譲マンションは売り払い、 数百万円の多重借金で、戸籍まで売っていたという。
住むところはない、借金は多い、戸籍まで売っているような、 ドン底生活の人たちが、たくさん泊まっていたから、死者15人のうち、 すぐ身元がわかったのは、たったの4人。
5日経ってやっと8人の身元がわかり、6日たっても1人の身元が不明という。
10年前は、その日の生活に困る生活をしていた低所得層は、 日本全体で1割の1,000万人程度だった。 それが、いまては4,000万人強と、つまり10人に4人と急増しているといっている人もいる。
ビデオ個室などで寝泊りしている人たちの平均月収は、 東京で10万円、大阪では8万円と試算している人がいる。
月25日働いているとすると1日3,200円の収入、 もし10日働いていると1日8,000円の稼ぎになる。 1日5,000円稼ぐのがやっとの世相だから、 きっと月に16日程度しか仕事がないんだろうと思う。
どんな年齢層が、よく利用しているのだろう。 10月5日朝8時からの4チャンネル(毎日放送)TVは、 20代が26%、50代が23%といっていた。 20代の若者と、定年まぎわの50代のおっちゃんの中に、 ひどく貧乏な生活をしている人が増えているらしい。
東京消防庁の調べによると、 東京の新橋や新宿、渋谷、池袋など深夜の繁華街には個室ビデオ店やテレクラが450店。 これにネットカフェやマンガ喫茶を併せると1,780店もあるという。
「生活困窮者急増」⇒「凶悪犯罪も急増」とならければよいが…。
(平成20年10月6日 記)
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